
ご依頼内容
今回ご依頼いただいたのは、Seagate製3.5インチハードディスク「ST6000DM003(6TB)」です。
お客様によると、ある日突然ハードディスクが認識されなくなり、外付けUSBアダプタへ接続しても全く反応しなくなったとのことでした。
通電してもディスクは回転せず、動作音も一切発生しない状態で、大切なデータが保存されているためデータ復旧をご依頼いただきました。
症状の確認
お預かりしたST6000DM003を診断したところ、
- 通電しない
- ディスクが回転しない
- 動作音がしない
- パソコンで認識されない
という症状を確認しました。
通常であれば電源投入時にモーターが回転を開始しますが、本件では全く起動する様子が見られませんでした。
診断結果
詳細な検査の結果、コントロール基板(PCB)の電源回路に障害が発生していることを確認しました。
ハードディスクの基板には、モーター制御や電源管理を行う重要な電子部品が搭載されています。
これらの部品が故障すると、
- 通電しない
- 回転しない
- 認識しない
- 動作音がしない
といった症状が発生します。
基板障害は、
- 電源トラブル
- 落雷や瞬間的な過電圧
- 電源アダプタの不具合
- 経年劣化
などが原因で発生する場合があります。
復旧作業
故障箇所を特定した後、基板の修復作業を実施しました。
修復後は専用設備にてハードディスクの状態を確認し、内部へのアクセスを慎重に行いました。
幸いにも磁気ヘッドやプラッタには異常が認められず、正常にデータ領域へアクセスできる状態であったため、速やかにデータの取得作業を実施しました。
復旧結果
作業の結果、お客様が必要とされていた写真・動画・文書ファイルなどを含め、ほぼすべてのデータの復旧に成功しました。
基板障害の場合、内部記録面や磁気ヘッドへ影響が及んでいなければ、高い確率でデータを取り出せるケースがあります。
今回も大切なデータを無事にお返しすることができました。
通電しないハードディスクの注意点
ハードディスクが突然認識しなくなった場合でも、故障箇所が基板のみであればデータを取り出せる可能性があります。
一方で、何度も電源投入を繰り返すことで障害が拡大する場合もあります。
重要なデータが保存されている場合は、無理な通電を避け、早めにご相談ください。
機種情報
メーカー:Seagate
型番:ST6000DM003
容量:6TB
基板の型番:100815597
症状:通電しない・認識しない・回転しない・動作音がしない
障害内容:コントロール基板(PCB)障害
作業内容:基板修理・データ抽出
復旧結果:ほぼ全データの復旧に成功
修理料金の目安:33,000-44,000円
データ復旧のご相談について
当社では、
- HDDの基板障害
- カッコン音などの重度物理障害
- 論理障害
- SSDのデータ復旧
- USBメモリやSDカードのデータ復旧
にも対応しております。
ハードディスクが認識しない、回転しない、異音がするなどの症状でお困りの際は、お気軽にご相談ください。