HITACHI HDS722020ALA330(認識しない・回転しない)からのデータ復旧事例

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ご依頼内容

今回ご依頼いただいたのは、HITACHI製3.5インチHDD「HDS722020ALA330」です。

お客様によると、外付けUSBアダプタに接続するとアダプタの電源ランプが点灯せず、HDDも全く動作しない状態とのことでした。

重要な写真データや各種ファイルが保存されており、データ復旧をご希望されていました。


症状の確認

お預かり後に診断を行ったところ、

  • HDDが回転しない
  • 動作音が全くしない
  • BIOSで認識しない
  • USBアダプタの保護回路が動作する

という症状を確認しました。

通常、USBアダプタへ接続するとHDDは回転を開始しますが、本機は電源投入直後に異常な電流を消費している状態でした。


診断結果

詳細な測定を行った結果、コントロール基板(PCB)の電源回路に障害が発生していることを確認しました。

PCB障害では、

  • HDDが回転しない
  • 電源が入らない
  • 認識しない
  • 外付けケースやUSBアダプタが起動しない

といった症状が発生することがあります。

また、同型番の基板を入手して交換するだけでは正常動作せず、適切な診断と修理作業が必要になります。


復旧作業

故障した基板を詳細に調査し、不良部品の特定および修復作業を実施しました。

修復後は専用設備にて安全に起動を行い、内部状態を確認しました。

幸いにも磁気ヘッドやプラッタには損傷がなく、正常にデータ領域へアクセスできる状態であったため、直ちに全領域のイメージ取得を実施しました。


復旧結果

作業の結果、お客様が必要とされていた写真データや各種ファイルを含め、すべてのデータの復旧に成功しました。

基板障害の場合、内部記録面に損傷が及んでいなければ比較的高い成功率でデータを取り出せるケースがあります。

今回も無事にデータをお渡しすることができました。


HDDが回転しない場合の注意点

HDDを接続した際に、

  • 回転しない
  • 認識しない
  • USBアダプタの電源が入らない
  • 動作音がしない

といった症状が発生している場合、基板障害の可能性があります。

この状態で何度も電源投入を繰り返したり、自己判断で基板交換を行ったりすると状態が悪化する場合があります。

重要なデータが保存されている場合は、早めの診断をおすすめします。


機種情報

メーカー:HITACHI

型番:HDS722020ALA330

容量:2TB

症状:認識しない・回転しない・USBアダプタの電源が入らない

障害内容:コントロール基板(PCB)障害

作業内容:基板修理・データ抽出

復旧結果:全データの復旧に成功

参考料金:2-3万円(税込)