
Western Digital製ハードディスク「HUH721212ALE600」が、突然通電しなくなり、パソコンからも認識されなくなった事例です。
今回のHDDはデスクトップパソコンに内蔵されていましたが、パソコンの電源ユニットにトラブルが発生したことをきっかけに、同じパソコンに搭載されていた2台のHDDがともに通電しなくなったとのことでした。
お預かりしたHUH721212ALE600を診断したところ、基板部分に障害が発生している状態でした。
幸い、HDD内部の磁気ヘッドやモーターなどを交換する必要はなく、基板の現物修理で対応できる状態でした。
基板を修理した後、HDDが正常に動作することを確認し、保存されていたデータを復旧することができました。
今回のHUH721212ALE600のデータ復旧内容
- HDD:Western Digital HUH721212ALE600
- シリーズ:WD DC HC520
- 容量:12TB
- 使用環境:デスクトップパソコン内蔵
- 症状:通電しない
- パソコンから認識しない
- 動作音がない
- 障害:基板障害
- 発生状況:電源ユニットのトラブル後に2台とも動作しなくなった
- 対応:HDD基板の現物修理
- 修理期間:約3日
- 料金:1台あたり3万円台
- データ復旧:可能
電源ユニットのトラブル後、2台のHDDが同時に故障
今回のケースでは、デスクトップパソコンの内部に2台のHDDが搭載されていました。
ところが、パソコンの電源ユニットにトラブルが発生した後、2台とも突然通電しなくなりました。
HDDが1台だけ故障したのであれば、HDD本体の故障をまず疑いますが、同じパソコンに搭載されていた複数のHDDが同時に動作しなくなった場合は、電源ユニットや電源供給側の異常も考える必要があります。
今回も、電源ユニットのトラブルをきっかけとして2台のHDDが同時に通電しなくなったケースでした。
ただし、実際にどのタイミングでどの電圧が異常になったのかなどを確認できるわけではないため、電源ユニットの異常がHDD故障の直接的な原因であると断定することはできません。
「通電しない・認識しない・動作音がない」状態
お預かりしたHUH721212ALE600は、
電源を入れても通電しない
↓
HDDが回転しない
↓
動作音がない
↓
パソコンから認識されない
という状態でした。
正常なHDDであれば、電源投入時に内部のスピンドルモーターが回転します。
しかし、基板の電源回路などに障害が発生すると、モーターに正常な電力が供給されず、HDDがまったく動作しなくなる場合があります。
今回もHDDの状態を詳しく確認し、基板部分の障害であることを確認しました。

Western Digital DC HC520の基板を現物修理
今回のHUH721212ALE600は、Western DigitalのDC HC520シリーズに属する12TBのハードディスクです。
お預かりしたHDDは業務用途などでも使用される大容量モデルですが、今回の故障ではHDD内部の磁気ヘッドやディスク部分に対する交換作業は必要ありませんでした。
診断の結果、元のHDD基板を現物修理することで復旧可能と判断しました。
そこで、別のHDDから基板を移植するのではなく、今回お預かりしたHUH721212ALE600の基板そのものを修理しました。
基板修理後にHDDへ電源を入れて動作確認を行ったところ、正常に動作することを確認。
その後、HDD内のデータが正常に読み出せることを確認し、データ復旧を完了しました。
修理期間は約3日、料金は1台あたり3万円台
今回のHUH721212ALE600は、基板の現物修理で対応できたため、
修理期間:約3日
料金:1台あたり3万円台
に収まりました。
今回のように同じパソコンに搭載されている複数のHDDが同時に動作しなくなった場合でも、すべてがHDD内部の物理障害になっているとは限りません。
基板障害であれば、元の基板を修理することでデータを復旧できる場合があります。
一方、磁気ヘッドやモーターなどHDD内部の部品が故障している場合には、別の復旧作業が必要になります。
そのため、まずはHDDを診断して障害箇所を正確に切り分けることが重要です。
電源トラブル後にHDDが認識しなくなった場合
デスクトップパソコンの電源ユニットにトラブルが発生した後、
- HDDが通電しない
- HDDが回転しない
- 動作音がしない
- BIOSから認識されない
- WindowsからHDDが消えた
- 複数のHDDが同時に認識しなくなった
といった症状が発生した場合は、HDD本体だけでなく、電源ユニットや電源供給側の異常も含めて確認する必要があります。
特に重要なデータが保存されている場合、原因が分からない状態で何度も電源を入れたり、別の電源装置へ繰り返し接続したりすることはおすすめできません。
無理に通電を繰り返すよりも、まずHDDの状態を確認して、基板障害なのか内部の物理障害なのかを判断することが大切です。
HUH721212ALE600のデータ復旧
今回のHUH721212ALE600は、デスクトップパソコンに2台内蔵されていたHDDのうちの1台です。
電源ユニットのトラブル後、2台とも通電しなくなり、認識も動作音もない状態になっていました。
診断の結果、HUH721212ALE600は基板障害であることが確認され、現物基板の修理によって復旧可能な状態でした。
基板を修理した結果、正常にHDDが動作する状態まで復旧し、保存されていたデータを取り出すことができました。
修理期間は約3日、料金は1台あたり3万円台に収まりました。
HDDが突然通電しなくなった場合でも、データそのものが失われたとは限りません。
特に電源トラブル後にHDDが動作しなくなった場合は、基板障害の可能性もありますので、フォーマットや分解などを行わず、まずはご相談ください。