WD60EZAZの通電しない・認識しない・動作音がない状態からのデータ復旧|電源ユニット故障による基板障害の修理事例

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WD60EZAZの基板障害を現物修理してデータ復旧

Western Digital(ウエスタンデジタル)のWD60EZAZが、突然通電しなくなり、パソコンから認識されなくなった事例です。

今回のHDDはデスクトップパソコンに内蔵されていましたが、パソコンの電源ユニットにトラブルが発生したことをきっかけに、同じパソコンに搭載されていた2台のHDDがともに通電しない状態になりました。

WD60EZAZを確認したところ、基板部分の障害が疑われる状態でした。

詳しく診断した結果、HDD内部のディスクや磁気ヘッドを交換するような作業ではなく、基板の現物修理で対応できる状態でした。

基板を修理した後、正常にHDDが動作することを確認し、データを復旧することができました。

今回のWD60EZAZのデータ復旧内容

  • HDD:Western Digital WD60EZAZ
  • 容量:6TB
  • 使用環境:デスクトップパソコン内蔵
  • 症状:通電しない
  • パソコンから認識しない
  • 動作音がない
  • 障害:基板障害
  • 原因:電源ユニットのトラブルをきっかけに発生
  • 対応:HDD基板の現物修理
  • 修理期間:約3日
  • 料金:1台あたり約3万円
  • データ復旧:可能

電源ユニットのトラブルで2台のHDDが同時に故障

今回のケースでは、デスクトップパソコンにWD60EZAZを含む2台のHDDが内蔵されていました。

ところが、パソコンの電源ユニットにトラブルが発生した後、2台とも正常に通電しなくなりました。

通常、HDDが故障すると「そのHDDだけが認識しなくなった」と考えることが多いですが、複数のHDDが同じタイミングで通電しなくなった場合には、HDDそのものだけでなく、電源ユニットや電源供給系統の異常がきっかけになっていないか確認する必要があります。

今回も2台のHDDが同時に通電しなくなっていることから、電源ユニットのトラブルが故障のきっかけになったと考えられるケースでした。

WD60EZAZの基板障害を現物修理してデータ復旧

WD60EZAZは6TBのWD BlueシリーズHDD

WD60EZAZはWestern DigitalのWD Blueシリーズに属する3.5インチの内蔵HDDです。

容量は6TB、SATA 6Gb/s、5400 RPMクラス、256MBキャッシュという仕様で、デスクトップパソコンなどのデータ保存用として使用されてきたモデルです。Western Digitalの製品資料でもWD60EZAZが6TB・3.5インチ・SATA 6Gb/s・5400 RPMクラスのモデルとして掲載されています。

また、WD60EZAZは**SMR(Shingled Magnetic Recording)**を採用したモデルとして仕様が公開されています。

大容量のHDDなので、パソコンのデータ保存用として使用されている場合には、写真・動画・仕事のデータなど、多くのファイルが保存されていることがあります。

「通電しない・認識しない・動作音がない」場合

今回のWD60EZAZは、

電源を入れても通電しない
↓
HDDが回転しない
↓
動作音がない
↓
パソコンから認識されない

という状態でした。

HDDが正常に動作していれば、電源投入時にはスピンドルモーターが回転します。

ところが基板の電源回路などに障害が発生すると、HDD内部のモーターに正常に電力が供給されず、回転しない・音がしない・認識されないという症状になることがあります。

特に今回のように、電源ユニットのトラブル後に複数台のHDDが同時に動作しなくなった場合には、電源系統を含めた確認が重要です。

WD60EZAZの基板を現物修理

今回のWD60EZAZを診断した結果、基板障害によるものと判断しました。

幸い、HDD内部の磁気ヘッドやディスク部分を交換する必要はなく、元のHDD基板を現物修理することが可能な状態でした。

そこで、別のHDDから基板を移植するのではなく、今回お預かりしたWD60EZAZの基板を修理しました。

修理後にHDDへ電源を入れて動作を確認したところ、正常に動作する状態まで復旧。

その後、HDD内のデータを確認し、必要なデータを取り出すことができました。

修理期間は約3日、料金は1台あたり約3万円

今回のWD60EZAZは、基板の現物修理で対応できたため、

修理期間:約3日
料金:1台あたり約3万円

に収まりました。

データ復旧では「認識しない」という同じ症状でも、基板障害なのか、磁気ヘッド・モーターなどの内部物理障害なのかによって、必要な作業は大きく異なります。

今回のように基板修理で対応できる場合は、HDD内部を開封して部品交換を行う必要がなく、比較的短期間で復旧できるケースがあります。

電源トラブルでHDDが認識しなくなった場合は

デスクトップパソコンの電源ユニットにトラブルが発生した後、

  • HDDが通電しない
  • HDDが回転しない
  • 動作音がしない
  • BIOSで認識されない
  • WindowsからHDDが消えた
  • 複数のHDDが同時に認識しなくなった

といった症状が発生した場合は、HDDだけでなくパソコンの電源ユニットや電源供給側のトラブルも含めて確認することが重要です。

特に重要なデータが保存されている場合、原因が分からないまま何度も電源を入れたり、別の電源装置へ繰り返し接続したりすることは避けたほうが安全です。

今回のWD60EZAZのように、基板障害であれば現物修理によってデータを復旧できる場合があります。

「通電しない」「認識しない」「動作音がない」という状態でも、データそのものが失われたとは限りません。

まずはHDDの状態を確認し、基板障害なのか、HDD内部の物理障害なのかを正確に切り分けることが大切です。