
ご依頼内容
今回ご依頼いただいたのは、Western Digital製のNAS向けハードディスク WD100EFAX(10TB) です。
突然ハードディスクが使用できなくなり、パソコンやNASに接続しても認識されず、電源を入れても全く動作しないとのことで、データ復旧をご依頼いただきました。
WD100EFAXは10TBのWD Redシリーズに属する3.5インチSATAハードディスクです。
症状の確認
お預かりしたWD100EFAXを確認したところ、以下の症状が発生していました。
- 通電しない
- パソコンから認識しない
- ハードディスクが回転しない
- 動作音がしない
- データへアクセスできない
通常、HDDは電源を投入すると内部のモーターが回転を開始しますが、今回は全く動作せず、正常に起動できない状態でした。
診断結果
詳細な診断を行った結果、コントロール基板(PCB)の障害が原因であることを確認しました。
ハードディスクの基板には、電源回路やモーターを制御する回路、HDDを制御する各種ICなどが搭載されています。
この基板に故障が発生すると、
- 通電しない
- HDDが回転しない
- パソコンやNASから認識されない
- 動作音がしない
といった症状が発生することがあります。
今回のWD100EFAXも、基板の故障によって正常に起動できない状態でした。
基板の現物修理
今回のケースでは、基板を交換するのではなく、故障した基板そのものを現物修理することが可能でした。
基板を詳しく点検して故障箇所を特定し、必要な修理を行いました。
修理後に電源を投入したところ、ハードディスクが正常に回転を開始することを確認しました。
さらに専用設備を使用してHDDの状態を確認し、正常に認識されること、保存されているデータへアクセスできることを確認しました。
データ復旧に成功
基板の修理後、保存されていたデータを確認したところ、正常に読み出せる状態まで復旧することができました。
その後、必要なデータを別の記録媒体へ安全にコピーし、データ復旧に成功しました。
今回のように、HDD内部の磁気ヘッドやプラッタに問題がなく、基板側だけに障害が発生している場合は、基板を現物修理することでデータを復旧できるケースがあります。
修理期間
今回の修理にかかった期間は、
2営業日
でした。
※故障箇所や部品の状態によって、修理期間が変動する場合があります。
通電しないHDDでもデータ復旧できる可能性があります
ハードディスクが突然、
- 電源を入れても回転しない
- パソコンやNASから認識されない
- 動作音が全くしない
という状態になった場合でも、必ずしも内部のデータが失われたとは限りません。
今回のようにコントロール基板の故障が原因であれば、基板を修理することでHDDを再び動作させ、データを復旧できる可能性があります。
特にNASなどで使用しているHDDの場合、重要なデータが保存されていることも多いため、異常が発生した場合は何度も電源を入れ直したり、無理に分解したりせず、早めにご相談ください。
機種情報
メーカー:Western Digital
シリーズ:WD Red
型番:WD100EFAX
容量:10TB
症状:通電しない・認識しない・回転しない・動作音がしない
障害内容:コントロール基板(PCB)障害
作業内容:基板現物修理・データ復旧
修理期間:2営業日
復旧結果:基板を現物修理し、データ復旧に成功
Western Digital製HDDの基板障害にも対応しています
弊社ではWestern Digital製ハードディスクをはじめ、各メーカーのHDDについて、
- 通電しない
- パソコンで認識しない
- NASで認識しない
- HDDが回転しない
- 動作音がしない
- 基板(PCB)が故障した
- 電源を入れても全く反応しない
など、さまざまな障害からのデータ復旧に対応しております。
HDDの基板障害では、故障した基板を交換するだけではなく、現物の基板を修理してデータを復旧できる場合があります。
ハードディスクが突然認識しなくなり、大切なデータが取り出せなくなった場合は、お気軽にお問い合わせください。