
ご依頼内容
今回ご依頼いただいたのは、Western Digital製3.5インチハードディスク「WD20EZRZ(2TB)」です。
外付けUSBアダプタへ接続すると、アダプタ側の電源が入らなくなり、HDDが回転しないとのことでご依頼いただきました。
お客様によると、ハードディスクを外付けUSBアダプタへ接続してもアダプタの電源ランプが点灯せず、全く反応しなくなったとのことでした。
もちろんディスクは回転せず、動作音も発生しない状態で、パソコンからも認識されませんでした。
保存されていた写真や各種データが必要とのことで、データ復旧をご依頼いただきました。
症状の確認
お預かりしたWD20EZRZを診断したところ、
- ディスクが回転しない
- 動作音が全くしない
- パソコンで認識されない
- USB-SATA変換アダプタの電源が入らない
という症状を確認しました。
通常、USBアダプタへ接続すると電源ランプが点灯しますが、本件ではアダプタ側の保護回路が動作している状態でした。
診断結果
詳細な診断の結果、ハードディスクのコントロール基板(PCB)に障害が発生していることを確認しました。
基板上の電源回路に異常が発生しており、電源投入時に過電流状態となるため、USBアダプタの保護機能が作動していました。
このような障害は、
- 電源トラブル
- 落雷や瞬間的な過電圧
- 電源アダプタの故障
- 経年劣化
などが原因で発生することがあります。
PCB障害では、
- 通電しない
- 回転しない
- 認識しない
- USBアダプタの電源が入らない
といった症状が現れる場合があります。
復旧作業
基板の詳細な検査を行い、故障箇所の特定および修復作業を実施しました。
修復後は専用設備にてハードディスクの起動確認を行い、内部状態を慎重に検査しました。
幸いにも磁気ヘッドやプラッタには損傷が認められず、正常にデータ領域へアクセス可能な状態であったため、速やかにデータの取得作業を行いました。
復旧結果
作業の結果、お客様が必要とされていた写真や文書ファイルなどを含め、すべてのデータの復旧に成功しました。
基板障害の場合、内部記録面や磁気ヘッドへ影響が及んでいなければ、高い確率でデータを取り出せるケースがあります。
今回も無事にデータをお渡しすることができました。
USBアダプタの電源が入らない場合の注意点
ハードディスクを接続するとUSBアダプタの電源が入らなくなる場合、基板上で短絡が発生している可能性があります。
この状態で何度も電源投入を繰り返すと、障害が拡大する場合があります。
重要なデータが保存されている場合は、通電を中止し、早めの診断をおすすめします。
機種情報
メーカー:Western Digital
型番:WD20EZRZ
容量:2TB
症状:通電しない・認識しない・回転しない・動作音がしない
障害内容:PCB(コントロール基板)障害
作業内容:基板修理・データ抽出
復旧結果:全データの復旧に成功
データ復旧のご相談について
当社では、
- HDDの基板障害
- カッコン音などの物理障害
- 論理障害
- SSDのデータ復旧
- USBメモリやSDカードのデータ復旧
にも対応しております。
ハードディスクが認識しない、回転しないなどの症状でお困りの際は、お気軽にご相談ください。